旅日記・箱根(前編)~乗り物好きなら四の五の言わずに箱根フリーパス買っとけ!
朝晩はいくぶんしのぎやすくなってきましたね。
なにかと慌しいお盆も終わり、少しずつ日常が戻ってきました。
出不精で普段めったに柴又周辺から外に出ていかない私ですが、
今日はひさびさの旅日記・箱根編をお届けしたいと思います。

新宿駅から特急電車「ロマンスカー」1本で気軽に行ける箱根には、
母も若い頃行ったことがあり、私も学生の頃遊びに行ったことがあるので
訪れるのはもう3回目くらいになりますが、
なぜか何回行っても妙に楽しめてしまいます。

[プラレール]【S-37】小田急ロマンスカー50000形
自然がいっぱい、湖から山にかけての雄大な景観が楽しめて、温泉まである。
ほどよく観光地化されており、鞄ひとつ持って電車に飛び乗れば、
車がなくてもあちこち巡って楽しめる交通手段の整った環境。
箱根は都会に疲れた人たちにとっての心のオアシス、気軽な週末リゾートなのかも。



この日は両親と新宿で待ち合わせ。
巨大駅、新宿での待ち合わせは、何回やっても失敗します。
あそこはやっぱり迷宮です。

首都東京・ターミナル駅断面透視図 [ 黒澤達矢 ]
新宿駅改札の待ち合わせでは過去何度も痛い目を見ているので
(西口とか中央西口とか南口とか新南口とか東南口とか紛らわしい出口がいっぱいあるため)
今回は地上を指定したんですが…やっぱり迷いました。

City hunter complete edition(01) [ 北条司 ]
新宿で初めての人でも絶対に間違えない待ち合わせ場所って、どこかありませんかね。
あそこでは、もう喫茶店とかを指定して相手に入っておいてもらうのが
一番確実な待ち合わせ方法なんじゃないかと、最近は思っております。
携帯で連絡をとりつつ(携帯の無い時代だったら絶対出会えてないと思われ)、なんとか合流。
憧れのロマンスカーに乗車しました。

そうそう、小田急線で箱根に行くなら何と言っても忘れちゃいけないのが「箱根フリーパス」。

箱根までの乗車券と、現地でのさまざまな交通手段がまとめて1枚ですむ切符なんですよね。
さらには周辺のレストランなどで見せるとほんの少しではありますが割引にもなったりしちゃう。
こういうきっぷって観光地では珍しくないと思うんですが、
箱根はとにかくいろんな乗り物を乗り継がないとやっていけないという特性がある場所なので、
ここでのフリーパスの「モトとれ感」は異常。
ちなみに今回の我々が旅したルートで、毎回乗車券を買っていた場合
かかる金額は以下のようになります。

フリーパスならこれがポッキリ5000円(新宿発、2日間有効おとなの場合)なわけで、
まあなんと半額近くお得しちゃってることに。ありがたや~
箱根フリーパス、箱根を旅する方には強くおすすめしたいきっぷです。
小田急電鉄HP・箱根フリーパスのページはこちら→箱根フリーパス|おとくなきっぷのご案内



ロマンスカー(車両タイプVSE)の内装はなんと、木!
新幹線みたいな感じかと思っていたのでラグジュアリー感にうっとり。
(※内装は車両によって違っているのでご注意ください)

窓枠から見る風景もなんだか新鮮な気がします。

コーヒーを注文すると、ガラスのカップに入って出てきました。
車内販売もカートじゃなくてお姉さんが逐一運ぶ形式になっているみたい。
お客さんの多い新幹線とは違って余裕があるのかもしれません。
(※車両タイプによってはカート販売で紙カップ提供のこともあります)



車窓の風景を楽しんでいたら、あっという間に箱根湯本駅に到着。

ジグソーパズル:300ピース 「あじさい薫る箱根登山鉄道(箱根)」
アジサイが有名な箱根。7月末はもう花は終わっているかなと思ったら、
全盛期の美しさはないものの、ちらほらと咲きのこっている様子を見ることができました。

線路沿いの紫陽花を楽しみながら、急勾配や渓流の風景、スイッチバックが見所の
箱根登山鉄道に乗車。

どこかの駅のホームにネコさんが寝ていました。

けっこう山を登ったな~と思いながら「強羅駅」で登山鉄道を降りたら、
そこに待っているのはさらなる急勾配と「ケーブルカー」。

さらにさらに、ケーブルカーの到着先で今度はロープウェーが待っています。
もう、乗り物三昧!
そのたび活躍するフリーパス!買っててよかった!

ゴンドラに揺られて、ついに山頂へ。

空を飛んでいるような視点から見下ろす風景は、まさに絶景!

ひと山越えると、温泉地箱根を感じさせる硫黄の香りや蒸気が見えてきます。

ロープウェーを降りたら、乗り物ツアーはひとやすみ。
ちなみにこの日、大涌谷まで登る車道は大渋滞でした。
箱根観光はマイカーより、現地の交通手段を使うほうがラクチンかもですね。

後編は、コテコテの観光地感を出している「大涌谷」での腹ごしらえと、
芦ノ湖周辺のもようをお届けしたいと思います。